昨日の敵は…(本部教室 鈴木)

こんばんは。鈴木です。

 土曜日は理社マラソンにご参加頂きまして、ありがとうございます。

 いよいよ定期テストが今週から始まりますね。

 明倫館にもさまざまな子どもたちが来ますから、中には定期テストが近いというのに集中できていないなぁと感じる生徒もいます。

 そんなとき私は、意図的に生徒をピリつかせます。

 結構辛辣なことを言うんですね。「例えば…」と具体例を書こうとしたのですが、令和の時代、気軽には載せられそうにありません(笑)。でも、あえて生徒の敵となることが多いですね。嫌な役目です。

 しかし、その子のためになるのであれば言うべきだろうと思うのです。

 正直な話、聞き分けが良くて、何でも言う通りにしてくれて、承認欲求を満たしてくれる先生でよければ、こんな楽なことはありませんから、いつでも演じたいと思います。

 でも、そんなところにホンモノなんてありやしないんですよ。自分に都合のいいことって、いつでも自分のためにはならないことが多い。皮肉ですね。理不尽だったりたまらなく嫌だったりすることをどうにかしてやってみる。このことこそが、結局自分を伸ばす近道だったりします。しかし、そういうことは、その時点では「たまらなく嫌」なので、どうしても遠ざけられてしまう。

 だから、こちらから出向くのです。本人の成長のためだと思い、何度でもこちらから問いを投げかける。今日も嫌なことを言いました。「そんなんだから点数が伸びないんだぞ。それでいいのか」って。もちろん、文脈がありますからね(笑)。いきなりそんなことは言わないんですけれども。しかし、私も小心者ですから、言ったそばからドキドキするわけです。「突き放したけれど、大丈夫かなぁ。通じたかなぁ」って思いますよ。幸い、指摘した子たちはその後もくもくと勉強していましたから、「あぁ、言ってよかったな」と胸をなでおろしました。

 色んな塾があります。ホンモノもニセモノもあります。居心地のよい場所が、必ずしも本人のためになるとは限りません。その場所に、本人のことを本気で思ってくれる人がいるかどうかではないでしょうか。

 明倫館では、いつでも無料体験を実施しておりますし、「どんな先生がいるのか知りたいな」と問い合わせて頂いても構いません。気になった方は、ぜひ一度ご連絡ください。よろしくお願い致します。