苦手を克服するには?「間違い直し」で点数が伸びる理由(塾長永倉)
こんにちは!
明倫館塾長の永倉です。
今回は、
「中学生がテストで点が上がる勉強法」シリーズの第3回目です。
「間違い直し」で点数が伸びる理由について書きたいと思います。
第1回はこちら↓
第2回はこちら↓
今回のテーマは、
「間違い直し」こそが点数アップの最大のチャンスであるということです。

勉強をがんばっているのに思ったように点が取れない…
という悩みを持っている人こそ
「間違い直し」のやり方を見直すことで
一気に点数が伸びることがあります。
「間違えたところをどう扱うか」で差がつく!!
多くの中学生は、
テストや問題集で間違えたところを
「赤で直して終わり」にしてしまいます。
しかし、本当に点数を上げたいなら…。
・なぜ間違えたのか?
・どこで思考がズレていたのか?
・次に同じ問題が出たら正解できるか?
という視点で、
間違いの原因と「再発防止策」に
取り組むことが不可欠です。
間違いは、最高の先生です!!
テスト勉強とは
間違えたところを正解に変える作業です。
成績が上がる人は
正解を増やすよりも
「同じ間違いを繰り返さない」ことに集中しています。
つまり…
・間違い = 自分の理解の穴を教えてくれるヒント
・解けなかった問題 = 成長のチャンスそのもの
自分が苦手な部分こそ
「ここを伸ばせば点が伸びる」部分なのです。
間違い直しのゴールは「解き直し→説明できる」状態
ただ正しい答えを写して終わりではなく、
「今度は自力で解ける」ことが目標です。
さらに理想は「なぜその答えになるかを人に説明できる」状態です。
具体的な手順
①間違えた問題に印をつける(☓だけでなく△も)
②なぜ間違えたかを分類する(知識不足/思考ミス/ケアレスミス)
③解説を読んで理解しなおす
④数日後にもう一度、自力で解いてみる
⑤人に説明できるかチェック(友達や親でもOK)
苦手の「種類」を知れば、対処法が変わる
苦手には3つのパターンがあります。それぞれに適した対策をとりましょう。
苦手のタイプ | 特徴 | 対策方法 |
---|---|---|
知識不足型 | 単語・用語・公式を忘れている | 覚えなおし・反復演習が有効 |
思考ミス型 | 問題の意味を取り違えている | 解説で考え方を確認・図解する |
ケアレスミス型 | 計算ミスや写し間違い | ミスのパターンを意識して見直し訓練 |
たとえば、
英語の文法問題で「現在完了」と「過去形」を
取り違えてしまうのは「思考ミス型」です。
単語のスペルを間違えるのは「知識不足型」になります。
苦手な問題こそ最強の教材に変えよう
市販の問題集やワークよりも
自分の間違えた問題こそが一番効果的な教材です。
おすすめの「自作苦手ノート」
・間違えた問題のコピーや写しを貼る
・なぜ間違えたかを記述する
・次にどうすれば正解できるかを書く
・3日後、1週間後に再チェック欄をつける
これを繰り返すだけで
驚くほど記憶に残り
同じミスが激減します。
間違いに向き合うことで「自信」が生まれる
最初は、できなかったことに落ち込むかもしれません。
でも、間違いと真剣に向き合って乗り越えたとき
勉強の「達成感」や「自信」が湧いてきます。
これは点数だけでなく、学ぶ力そのものを高めてくれます。
まとめ:間違えた問題を宝物に変える
今回は、点数アップのカギとなる「間違い直し」について紹介しました。
✔ 間違えた原因を分析して対策を考える
✔ 再チャレンジで「解き直す」ことを忘れない
✔ 苦手を“教材”に変えて、次こそは正解できるようにする
次回(第4回)は
「勉強がはかどる環境作りと集中力アップ法」
について書きたいと思います。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
明倫館塾長
永倉秀樹
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