集中できないのは環境のせい?勉強がはかどる最強の空間の作り方(塾長 永倉)
こんにちは
明倫館塾長の永倉です。

永倉の自己紹介はコチラ↓
明倫館の夏期講習はコチラ↓
体験授業はコチラ↓
今回は、
「中学生がテストで点が上がる勉強法」シリーズの第4回目です。
集中できないのは環境のせい?勉強がはかどる最強の空間の作り方
についてです。

過去のシリーズ記事はコチラ↓
前回は「間違い直し」が成績アップのカギであることをお話しましたが、
今回は、勉強する「環境」に注目します。
実は、多くの中学生が
「集中力が続かない」「ついスマホを触ってしまう」と悩む原因の多くは
勉強する場所や時間帯、そして使っている道具の環境が整っていない
ことにあります。
■ 「集中力」は才能ではなく、整えられるもの
「集中力がないのは性格だから仕方ない」
そう思っていませんか?
実は集中力の多くは、
意志の力ではなく環境によってコントロールできるのです。
✔ スマホが目に入る
✔ やたら物音が気になる
✔ 椅子が合わず姿勢が悪い
✔ 照明が暗くて眠くなる
こうした小さな不快が、
集中を大きく邪魔しているのです。
■ 集中できる勉強環境の3原則
勉強がはかどる空間には、
次の3つのポイントがあります。
① 「気が散るもの」を物理的に遠ざける
一番多い集中の敵は、スマホです。
おすすめの対処法
・スマホは別室に置く(手元にあるだけで集中力は落ちる)
・タイマー機能付きの勉強アプリなどを使う
・家族に「今から30分集中する」と宣言して協力してもらう
このひと工夫で驚くほど集中力が変わります。
② 光と温度と姿勢を整える
人間は「快適な環境」でないと脳が働きません。
環境チェックポイント
・照明:できれば白い明かり(昼白色)で明るく
・室温:25度前後がベスト。寒すぎても暑すぎてもNG
・姿勢:足が床につき、背中が自然に伸びる椅子を使う
もし部屋が暑い・寒い・暗い場合、
図書館や塾など外部の学習環境を活用するのも手です。
③ 勉強のリズムを決めて習慣化する
「やる気が出てからやる」ではなく、
決まった時間に始めるルールを作るのがコツです。
・毎日20:00〜21:00は勉強時間と固定する
・15分集中→5分休憩(ポモドーロ・テクニック)
・勉強前に同じ音楽を流すなどスイッチを作る
「勉強する時間」「勉強する場所」「勉強前のルーティン」を決めることで、
脳が自動的に集中モードに入ります。
■ おすすめの“集中空間”チェックリスト
項目 | OKか? | 改善点 |
---|---|---|
スマホが視界に入らない | ☑ / ☐ | 机の外に出す |
照明が明るい | ☑ / ☐ | スタンドライト追加 |
音が静か | ☑ / ☐ | 耳栓・ホワイトノイズを使う |
椅子が体に合っている | ☑ / ☐ | クッションや高さ調整 |
時間が固定されている | ☑ / ☐ | 勉強時間をタイマーで管理 |
■ 家では集中できないときは?
家に誘惑が多くて無理!という人もいますよね。
そんなときは
・学校の図書室
・地域の図書館
・塾の自習室
・カフェ(集中系BGM+イヤホンで)
など、「勉強するための空間」に自分を連れて行くのも有効です。
特に、周りに勉強している人がいると、
自分も頑張ろうと思える
「ピア効果(仲間の存在による刺激)」が働きます。
■ 環境が整えば、集中は自然に続く
集中力は「努力でどうにかするもの」ではありません。
集中せざるを得ない環境を用意することが、一番の近道です。
「自分の部屋ではどうしてもダラけてしまう」という人は、
まず机の上を片づけ、スマホを遠ざけ、
椅子と照明を見直してみてください。
■ まとめ:環境を味方にすれば、勉強は楽になる
今回は、集中できる最強の勉強空間の作り方を紹介しました。
✔ スマホなどの誘惑を遠ざける
✔ 光・温度・姿勢など身体的な環境を整える
✔ 時間と場所を固定して習慣化する
集中できる環境が整えば
「やる気が出ない」という悩みは自然と減っていきます。
次回は、シリーズ最終回となります。
「本番で力を出し切る!テスト当日の過ごし方と心構え
について書きたいと思います。
最後までお読みいただき、
誠にありがとうございました。

明倫館塾長
永倉秀樹