クリスマスに考えたいこと
明倫館塾長の永倉です。

街を歩くと…
イルミネーションやクリスマの飾りつけが目に入り、
一年の終わりが近づいていることを感じます。
生徒たちの表情も、
どこか年末らしい空気に包まれています。
クリスマスは、楽しい行事の一つです。
けれど私は毎年この時期になると、
「どんな一年を過ごしてきたか」を、
生徒たちと一緒に考えたくなります。
■クリスマスは「立ち止まっていい日」
勉強は、常に前へ前へと進むものだと思われがちです。
ですが、ずっと走り続けることはできません。
クリスマスのような節目は、
少し立ち止まって振り返るための大切なタイミングです。
・できるようになったこと
・うまくいかなかったこと
・頑張ったけれど結果が出なかったこと
どれも、今年を過ごした証です。
評価する必要はありません。
振り返ること自体に意味があります。
■「プレゼント」は形だけとは限らない
クリスマスといえば
プレゼントを思い浮かべる人が多いでしょう。
ですが、
生徒にとっての一番のプレゼントは何かと考えると、
私はいつもこんな答えに行き着きます。
それは、
「自分は成長できている」という実感です。
・前より集中できるようになった
・質問ができるようになった
・逃げずに向き合えるようになった
こうした変化は、
テストの点数以上に
価値があるような気がします。
今年一年を振り返り、
「これだけはできるようになった」
そう言えるものが一つでもあれば、
それは立派な成長ではないでしょうか…。
■頑張れなかった日があってもいい
この時期、
「もっと頑張れたはずなのに」
と、自分を責める生徒もいます。
でも…
完璧な一年を過ごした生徒はいません。
うまくいかなかった日も、
やる気が出なかった日も、
思うように結果が出なかった時期も、
すべて含めてその生徒の一年です。
大切なのは、
「じゃあ、次はどうするか」
を考えられるかどうかです。
■家庭で大切にしてほしいクリスマスの視点
保護者の皆さまには、
ぜひこの時期、結果や反省よりも
労いの言葉を大切にしていただきたいと思います。
・「一年よく頑張ったね」
・「続けてきたことがすごいよ」
・「来年はどんな一年にしたい?」
この問いかけは、
生徒の心を前向きに整えてくれます。
安心できる場所があるからこそ、
子どもはまた前を向いて進めます。
■クリスマスの先に、新しいスタートがある
クリスマスが終わると、
すぐに年末、
そして新しい一年が始まります。
ここから先は、
また新しい目標に向かって進む時間です。
だからこそ、
このクリスマスは
「できなかった自分」を責める日ではなく、
「ここまで来た自分」を認める日にしてほしいと思います。
この一年、本当によく頑張りました。
皆さまにとって、
心温まるクリスマスになりますように。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
明倫館
塾長 永倉秀樹
TEL:054-204-3911(明倫館本部教室)
TEL:054-269-5338(明倫館小鹿教室)
TEL:054-204-1313(明倫館昭和通り教室)
TEL:054-294-8000(明倫館千代田教室)
click↓



