人間だもの(本部教室)

明倫館の集団指導において、
① 宿題忘れ
② 課題忘れ
③ 欠席した授業の補習忘れ
の生徒を見かけることがあります。人間ですから、ときに忘れてしまうことはだれしもあるでしょう。
しかし、忘れても注意しなかったり見過ごしたりしていると、これまた人間ですから、「この先生は管理が甘い。適当にやればいいや」
となるのは必定です。
こういった嗅覚は子どもたち、鋭いですねぇ〜。厳しいところと優しいところとでは、後者に流れやすいのが人間のようです。
明倫館の集団指導では、こういった場面で生徒に見くびられないよう、細心の注意を払っています。
例えば私の場合、①や②に関しては新たな期限を設けて必ず提出させています。再び忘れてしまった生徒がどうなるか、みんなわかっているので、期限は必ず守るようになります。③の欠席した授業の補習忘れは、そもそも「授業を欠席したら補習をしなければならない」という感覚のある生徒はいないため(つまり、欠席した分はやらなくていいんだと思っている生徒が多いため)、こちらから自習室に呼び、子ども自身に補習をしてもらいます。ただ、その日の授業まるごとの補習になるわけですから、いくら本人にやってもらうとはいえ、やった内容をこちらも全てチェックするため、骨の折れる作業となります。しかし、ここでこちらが面倒がってしまうと子どもたちに示しがつかない上、塾内の秩序も失われてしまうため、管理を怠らないようにしています。
以上のように、明倫館の集団指導では、人間だからこそ陥りやすいなあなあな環境をつくらせないようにしています。会津藩ではありませんが、「ならぬものはならぬ」のです。人間だもの…といって悪い習慣を許す風土はうちの塾にはありません。あしからず。