分析せよ(子どもの学力を10倍に伸ばすアプローチ⑨)(本部教室)
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■ 「テスト結果を見て終わり」にしていませんか?
テストが返ってきたとき、「点数を見て終わり」「解き直して終わり」で満足していませんか?本来、テストや日々の学習記録には、次の成長のヒントが詰まっているはずです。その力を最大限に活かすには、「マーケティングの視点」が役立ちます。
■ マーケティングは、分析と改善の世界
たとえば企業のマーケティングでは、「どんな広告が効果的だったか」「どの世代がどの商品を買ったか」「どこで購入をやめてしまったのか」、こういった「行動のデータ」を徹底的に分析し、次の戦略に活かしています。勉強も同じで、過去のデータを活かせば成績は確実に伸びます。
■ 「学習データ」とは何か?
学習データとは、以下のようなものです。
データの種類 | 内容 | 活用方法 |
---|---|---|
テスト結果 | 得点、正誤、単元別の得意・不得意 | 次の目標や対策を立てる |
学習記録 | どの教科を何分勉強したか/やった内容 | 時間配分や学習バランスの見直し |
感情の記録 | 「今日は集中できた/できなかった」などのメモ | 勉強しやすい環境や時間帯の発見 |
これらを見える化することで、改善点が浮かび上がってきます。
■ マーケティング式PDCAサイクルを勉強に応用しよう
Plan(計画)
・次の英語テストで90点を取る
・毎日30分ずつ英語に取り組む
Do(実行)
実際に学習を行う
・教科書を読む
・ワークを解く
・音読・暗記など
Check(分析)
・どこで間違えたか?
・何に時間がかかったか?
・モチベーションは保てたか?
Act(改善)
・「語順で間違えたから文法強化が必要」
・「寝る前より朝の方が集中できる」
このPDCAサイクルを毎週・毎テストで回していくことが、成績アップの鍵です。
■ 成績を伸ばす自己分析3ステップ
ステップ①:「できたこと/できなかったこと」を明確に書き出す
例(数学のテスト後):
・できた:一次関数のグラフ、計算問題
・できなかった:応用の文章題、図形の証明
→ 単元別に「自分の現在地」を把握。
ステップ②:「できなかった理由」を自分なりに分析
例:
・覚えていたけど使い方がわからなかった
・問題文の意味がつかめなかった
・時間が足りなかった
→ 原因の違いで、改善策も変わります。
ステップ③:「次にどうするか」を具体的に決める
例:
・「証明問題は例題を音読して、自分で説明してみる」
・「文章題は、問題文を声に出して読む習慣をつける」
→ 自分で考えた対策は行動に移しやすくなります。
■ 保護者ができるサポートはフィードバックの質を上げること
よくあるNG例
「何でこんなの間違えたの?」→ 子どもは責められたと感じる
代わりに
「どこで引っかかった?」「どう考えて答えを出した?」
→ 思考のプロセスに目を向けることで、再現性のある学びになります。
また、「前回より正解数が3問増えてる!よくがんばったね!」など、データに基づいた承認は、子どもを前向きにします。
■ 見える化すると子どもは変わる
自分の成長がわかる
→ モチベーションが上がる
次に何をすべきかが見える
→ 無駄な勉強が減る
小さな改善が積み重なる
→ 結果として「自分に合った勉強法」が見つかる
これはまさに、マーケティングでいう「データドリブン」な勉強法です。
■ 学びは、感覚からデータへ進化できる
✔ テストや学習記録は宝の山─見るだけで終わらず、分析して活かす
✔ マーケティングのようにPDCAを回すことで、学習効果は最大化できる
✔ フィードバックの質を高めて、子どもに気づきを与える
最後までお読みいただき
誠にありがとうございました。
明倫館本部教室
永倉秀樹

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