塾長コラム「子どもが伸びる瞬間は、いつやってくる?」(昭和通り教室)
こんにちは。明倫館塾長の永倉です。

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こんにちは。明倫館塾長の永倉です。毎日生徒たちと接していると、「あ、この子、今伸びはじめてるな」という瞬間に立ち会うことがあります。それは、テストの点数が上がったときではありません。もっと言えば、「やる気があふれているとき」でもありません。むしろその逆なのです。本人は「もうダメかも」と思っていたり、成績が停滞していたりする。そんな時に、ふとした変化の芽が出ることがあるのです。今回は、「子どもが伸びる瞬間」について、書いてみたいと思います。

◆ 成長は、静かに始まっている…
「伸びる」と聞くと、多くの方は結果が出たときを想像するかもしれません。でも実際は、成長はもっと静かに、見えにくいところで始まっています。たとえば、今まで質問しなかった子が「先生、これちょっと聞いてもいいですか」と言ったときや、苦手な漢字を、家でこっそり練習していたとわかったとき、「昨日より3分早く塾に来た」その変化に気づいたときなどです。こうした小さな前向きの一歩が、子どもにとっての「変化のサイン」です。そして、ここを大人が見逃さずに言葉にして伝えることで、その芽は大きな成長に育っていきます。
◆ 子どもが“伸び始める条件”とは?
私が思う「子どもが伸び始める条件」は、次の3つです。
① 「ちょっと頑張ってみようかな」という気持ちを持てたとき。
人は、他人に言われて変わるのではありません。自分の中に「やってみよう」という種ができたときに、初めて行動が変わります。
② 自分の変化に気づいてくれる大人がそばにいたとき
「最近、集中できてるね」「このノート、前よりずっとわかりやすいよ」そんな声かけが、自信とモチベーションを一気に高めます。
③ 小さな成果を「意味のある成功体験」にできたとき
点数アップや順位よりも、「前より解けるようになった」「今回は諦めなかった」という自己評価の成功が、長期的な伸びにつながります。
◆ 保護者の方へ:子どもが伸びるサインを見逃さない!!
保護者の皆さまにも、ぜひ覚えておいていただきたいことがあります。それは、子どもが、ちょっと変わったときほど、最大のチャンスが来ているということです。テストの結果ばかりに注目してしまうと、このサインを見落とします。「自分から机に向かうようになった。」「塾から帰ったあとにノートを開いていた。」「ちょっとした会話に○○を頑張ってるという言葉が出た。」そんな瞬間に、ぜひ一言かけてあげてください。「がんばってるね。」「ちゃんと見てるよ。」「前より変わってきたね。」その言葉が、子どもの伸びしろを開花させる栄養になります。
◆ 伸びる瞬間は、必ずやってきます!!
子どもは、日々いろいろなことを感じ、悩みながら、それでも前に進んでいます。伸び悩むことも、壁にぶつかることもあります。でも、人は「自分は変われる」と思えたとき、必ず伸びます。それは何歳でも、どんな学力でも関係ありません。小さな心の変化が始まった瞬間に、それはもう成長なのです。
明倫館では、その変化の兆しを見逃さず、全力で後押ししていきます。
明倫館
塾長 永倉秀樹
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