失敗を成長の材料に変える子どもの育て方
明倫館塾長の永倉です。
教室で生徒たちと向き合いながら、
あらためて強く感じたことがあります。
それは…
「失敗の扱い方こそ、子どもの未来を左右する」
ということです。
勉強でも部活でも、
うまくいかない瞬間は必ずあります。
点数が上がらなかったり、
解けると思っていた問題が間違っていたり。
そんな時、子どもたちはすぐにこう思いがちです。
「自分はダメだ…」
「もう無理かもしれない…」
しかし本来、失敗やミスは終わりではありません。
むしろ、「次の成長の入口」です。
今日は、失敗を学びに変えるマインドセットについて書きたいと思います。
■失敗は結果ではなく情報と捉える
点数が悪い。
解けなかった。
覚えたはずの単語を忘れた。
これらは決して能力の証明ではありません。
むしろ、
「どこに改善ポイントがあるかを教えてくれる情報」
なのです。
生徒にこう伝えるように心がけています。
「点数はあなたの価値ではなく、改善のヒントだよ。」
この視点に切り替えることが重要となります。
■ミスを深掘りできる子は必ず伸びる
ミスをした時、落ち込むだけで終わる子は伸び悩みます。
反対に、
「なぜそうなったか?」をたどれる子は、必ず伸びます。
・ケアレスミスなのか
・問題文を読み違えたのか
・そもそも理解が浅かったのか
・スピードを意識しすぎたのか
理由さえわかれば、
改善策は必ず見つかります。
ミスは悪ではありません。
ミスは改善への道なのです。
■できなかった自分と向き合える子が強くなる
最近は、失敗を恐れる子が増えているように感じます。
原因の一つは、周りと比べすぎてしまうことだと思います。
しかし本当に比べるべき相手は、
昨日の自分です。
今日できなかったなら、
明日できるようにすればいい。
今日ミスしたなら、
来週できるようにすればいい。
成長は一直線ではありません。
でも、止まらなければ必ず進むのです。
■保護者がかけるべき魔法の声かけ
失敗を恐れず挑戦し続ける子は、
家庭の支えがあることが多いです。
特に効果が高いのは、
次の3つの声かけです。
①「どこができるようになりそう?」
結果ではなく、
未来の可能性に目を向けさせます。
②「その気づき、すごく大事だよ」
ミスから学んだこと自体を評価します。
③「次はどうしたい?」
行動の主体を子どもに戻します。
この3つが、
失敗に対する子どもの解釈は
見違えるほど変わります。
■塾は「挑戦できる空気をつくる」こと
失敗を学びに変えるためには、
挑戦しても良い空気が必要です。
・間違いを責めない
・ミスの理由を一緒に整理する
・小さな成長を必ず認める
この3つに気をつけるようにしています。
塾が挑戦できる場所であれば、
子どもは、もう一歩前に踏み出せると考えています。
■失敗は、未来の自分からのプレゼント
失敗は、痛みを伴います。
悔しいし、落ち込みます。
でも、それは、伸びるためのサインです。
失敗は、未来の自分が「ここを変えたらもっと良くなるよ」と
教えてくれるメッセージです。
大切なのは、失敗の数ではありません。
失敗をどう扱うかです。
明倫館は、子どもたちが失敗を力に変える子に育つよう、
これからも全力で支えていきます。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
明倫館
塾長 永倉秀樹
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