寄り添う学習支援(子どもの学力を10倍に伸ばすアプローチ⑤)(本部教室)
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子どもの学力を10倍に伸ばすアプローチは
今回が5回目です。
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■「子どもが頑張れない」のは、孤立しているからかもしれない
「やる気がない」「言っても聞かない」「すぐに諦めてしまう」このような子どもの状態を、本人の問題として片付けていませんか?実は、勉強に向き合えない子どもの多くが孤独を感じています。そんなときに参考になるのが、チーム医療という考え方です。

■ 医療の現場では「一人の患者にチームで関わる」が当たり前
たとえば入院中の患者さんがいた場合、医師(診断・治療)看護師(日常管理)理学療法士(リハビリ支援)栄養士(食生活指導)薬剤師(薬の管理)ソーシャルワーカー(家族支援)など、複数の専門家が連携して一人を支える体制が組まれます。なぜでしょうか?「一人の人間には多面的な課題がある」からです。この発想は、教育の現場にもそのまま応用できます。
■ 「学びの孤立」を防ぐ学習チームという考え方
勉強に取り組めない子どもは、「わからないけど聞けない」「自分なりにやっても成果が出ない」「誰も本気で向き合ってくれない気がする」こうした孤立型のストレスを抱えています。そこで提案したいのが、「子どもを一人にしないチーム型支援」です。
■ 教育版チーム医療の構成例(小中学生の場合)
役割 | 対象 | 機能 |
---|---|---|
学習支援担当 | 塾講師 | 学習方法・理解確認・教材提供 |
情緒ケア担当 | 保護者 | 話を聴く・安心を与える・生活支援 |
進路設計担当 | 担任 | 目標設定・動機づけ・見通し提供 |
日常管理担当 | 家庭・担任 | 時間管理・生活リズム・環境整備 |
フィードバック役 | 生徒自身/友人 | 学びの振り返り・感情共有・共感 |
これは全員が特別な資格を持っている必要はなく、それぞれが「子どもの成功のために一つの役割を果たす」ことがポイントです。
■ チームで支えるメリット
①責任が分散される
→保護者・先生のどちらか一方だけが抱え込まない
②子どもが安心できる
→「いろんな人が自分を見てくれている」という実感
③情報が共有される
→学習・生活・感情がバラバラにならず、一体で支援できる
■ チーム支援を始める3つのステップ
① 子どもの“現在地”を共有する
例:
「今、英語はどのくらいわかってる?」(塾)
「最近、家で元気な様子はある?」(家庭)
「提出物の遅れはどんな感じ?」(学校)
共有シートやLINEグループなど、情報のハブを作るのがおすすめです。
② 週1のミニ振り返り会を実施する
1週間の勉強・生活・気持ちの振り返りを、3人以上で共有。
形式:
対面 or オンライン or メッセージでOK
子どもにも一言参加させる(例:「今週うまくいったことは?」)
これにより、問題の早期発見と、努力の見える化が可能になります。
③ 「ほめ役・支える役・背中を押す役」を明確にする
チーム内で以下のように役割を意識すると効果的です。
役割 | 主な言葉 | 対象者例 |
---|---|---|
ほめ役 | 「すごいね!」「できてるよ」 | 親・友人 |
支える役 | 「わかるよ」「焦らなくていい」 | 塾講師・担任 |
背中を押す役 | 「ここからが勝負だよ」「できる」 | 教務・進路担当 |
1人で3役を担おうとしないことがチーム成功のカギです。
■ 「一人にしない」は最大のモチベーション
人は、「誰かが見てくれている」と感じるときに力を発揮します。孤独な学習ではなく、応援されている学習こそが、継続と成長の原動力なのです。
■ 学力はチームで伸ばせる
✔ 医療チームのように、子どもに複数人で関わる体制をつくる
✔ 学習・生活・感情をバラバラにせず、統合的に支援する
✔ 保護者・塾・学校が連携すれば、子どもは孤立しない
最後までお読みいただき
誠にありがとうございました。
明倫館本部教室
永倉秀樹

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