集中できないは才能じゃない!続かない生徒が変わる対策

明倫館塾長の永倉です。

保護者の方や生徒本人から、

こんな声を聞くことがあります。

「机には向かっているのに、集中が続かない…。」
「5分でボーッとしてしまう…。」
「勉強しているつもりで終わってしまう…。」

結論からお伝えします。
集中力が続かないのは、

能力の問題ではありません。
「やり方」と「環境」の問題です。

今回は、集中力が続かない生徒への具体的な対策法

について書きたいと思います。

■集中力は「長さ」ではなく「設計」で決まる

多くの生徒は、
「1時間集中しなきゃいけない」
と思い込んでいます。

しかし、中学生にとって1時間の集中は、

そもそも非現実的なのです。

集中力は筋トレと同じです。
いきなり長時間は無理なのです。
・10分集中
・5分休憩
・10分集中
を繰り返します。

不思議なことに、
10分なら集中できる生徒はとても多いです。
10分が積み重なって、

結果的に40分・50分と伸びていきます。

集中できない生徒ほど、

短く区切ることが最優先です。

■集中できない原因は「頭」ではなく「目」にある

机の上に、
・スマホ
・漫画
・余計なプリント
・ゲーム機

これらが置いてあれば、

集中できないのは当然です。
意志が弱いわけではありません。

人は、見えるものに意識を奪われる生き物だからです。
「今使わないものは机に置かない」
を徹底します。
・机の上はノートと筆記用具だけ
・スマホは別の部屋
この2つを工夫するだけで、

集中力は驚くほど改善します。

■「何をやるか」が曖昧だと、集中は続かない

集中できない生徒の多くは、
机に向かってから
「さて、何をやろう…」
と考えています。

この時点で、集中はすでに切れています。

対策はシンプルです。
勉強前に今日のテーマを一行で決めることです。

例:
・数学:一次方程式の計算だけ
・英語:不規則動詞を10個
・国語:漢字テストの直し

テーマが決まると、脳は迷わず動きます。
迷いが減る=集中が続く、ということです。

■集中できたかどうかは「量」ではなく「感覚」で確認する

保護者の方がよく気にされるのが、
「今日はどれくらい勉強したの?」
という点です。

ですが、集中力の育成では
時間やページ数よりも大切なものがあります。

それは、
「今日は集中できたと思う?」
と聞くことです。

集中できた感覚を自覚できるようになると、
生徒は集中する状態を再現できるようになります。

これはとても重要な成長です。

■お願いしたい、たった一つのこと

集中できない生徒に対して、
「ちゃんとやりなさい」
「集中しなさい」
という声かけは、残念ながら逆効果です。

代わりに、ぜひこう声をかけてください。

「今日は何分集中できそう?」

この一言で、
・無理な目標を立てなくなる
・自分で集中時間をコントロールする意識が育つ
という大きな効果があります。

■集中力は「育てる力」

集中力は、生まれつきの才能ではありません。
正しい環境とやり方で、誰でも確実に伸ばせる力です。

短く区切る。
余計なものを置かない。
やることを明確にする。

この基本を整えるだけで、
集中できない生徒は集中できる生徒に変わります。

明倫館では、これからも
生徒一人ひとりを、丁寧に指導していきます。

もしご家庭で悩みがあれば、いつでもご相談ください。
一緒に、最適な形を見つけていきましょう。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

明倫館

塾長 永倉秀樹

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