殻にとじこもるな!(本部教室)

 こんばんは。鈴木です。

 明倫館の静大附属トップ高クラスには、「月例テスト」があります。今月、そのテストでドラマがありました。

 ある中学生の子は、私との生徒面談の際、以下のようなことを話してきました。
① 自分は公立高校を目指せない。
② なぜなら、自分はバカだから。
③ 親もそのようなことを言ってくる。だから、①なんだ。

 私は、その子が公立高校に目指せないとも思いませんし、バカだとも感じませんでしたが、次のようなことは思いました。「親が自分をバカだと言ってくるから自分はバカであり、公立高校にも行けないのだ」とその子が決めつけ、自分の実力が発揮されないようにあえて言い訳の材料として言っているのではないか、と。そんなこと、あえて言う訳がないだろうと思われるかもしれません。本人もそう言うかもしれません。しかし、意識しないうちに自分で殻をつくってしまい、それに閉じこもってしまう子は実に多いのです。殻にとじこもると色々楽ですからね。特に、言い訳などで自分を守りやすくなる。殻だけに。しかし、そこに人としての真の面白さはないように思うんですよね。

 その子は、私から見ると、
① 根が真面目である。
② いざというときにはとんでもない実力を発揮する(そんな姿を目撃したことがある)。
③ 実は、公立高校に行きたい気持ちがある。
以上のように感じました。

 ですから、生徒面談のときに私がその子に伝えたのは、

 公立高校、君は目指せるよ。

 という一点でした。

 それが影響したかどうかはわかりませんが、今月の月例テストで順位が一気に上がり、本人も終始笑顔で、もっと頑張りたいという気持ちがわいたのではないかと思えました。

 このことは、一方で抜かされてしまった子がいることも示唆しています。でも、それでいいのです。なぜなら、抜かされた子は「このままではマズイ…」と感じているだろうな、というのが表情から読み取れたからです。

 ある子に変化があると、他の子たちもその影響を確実に受けます。そして、それが連鎖していくと、クラス全体の雰囲気がよくなっていきます。

 こういった化学反応が起こりうるのが集団指導のよいところです。これからが面白いですよ。どんどん子どもたちが変わっていきますから。そういった姿を見られるのが塾講師の醍醐味とも言えますね。

 いよいよ夏期講習が始まります。明倫館では、以下のようなお得なキャンペーンを実施中ですので、ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

① ひと月分の授業料が無料!
② 集団指導は夏期講習の授業料が無料!
③ 入塾金が無料!
④ 転塾の場合、年間のテキスト代が無料に!

 以上の特典は、通常授業と夏期講習を同時に申し込まれた方が受けられるものです。期限は8月30日までとなっておりますのでご注意ください。

 明倫館は、変化を求める新たな子どもたちを待っています! ぜひ一度、本部教室をのぞいてみてください。お待ちしております。