塾長コラム「間違えることは、悪いこと?」(昭和通り教室)
こんにちは。明倫館塾長の永倉です。

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こんにちは。明倫館塾長の永倉です。
今日は少しだけ、間違いについて考えてみたいと思います。勉強をしていると、必ず出てくるのが「ミス」や「間違い」です。テストでの誤答、ケアレスミス、計算ミス、読解ミス…。教室でも、生徒たちはよくこう言います。「あー、間違えた。最悪…」「こんな簡単な問題で…もうやる気なくした。」「何回やっても同じところ間違えるんです。」でも、私は、「間違えるって、実は勉強の最大のチャンスなんだよ。」と伝えるようにしています。

◆ 人間は間違える生き物です!!
当たり前の話ですが、間違えない人間なんていません。大人でも、ベテランの講師でも、日々たくさんの判断ミスや勘違いをしています。でも、不思議なことに、子どもたちは「間違える=ダメなこと」だと強く思い込んでいます。その背景には、「テストの点数という評価がある」「間違いを指摘される場面が多い」「周囲と比べられやすい環境がある」が考えられます。こうしたプレッシャーが積み重なって、「間違ってはいけない」「恥ずかしいこと」と感じてしまうのです。
◆ 間違えたときに伸びる子の共通点!!
私が見てきた中で、勉強が本当にできるようになる子には、ある共通点があります。それは、「間違いを財産にしている」ということです。たとえば、「なんで間違えたんだろう?」「選択肢はどう見えてた?」「どこまで考えた時点では合ってた?」「次はどうすれば防げる?」というふうに振り返ります。こうして、間違いを分解する力が身についた子は、着実に伸びていきます。間違いを「バツ」として終わらせるのではなく、「ヒント」として残しておくことが重要なのです。それができるようになると、成績は自然とついてきます。
◆ 保護者の方に伝えたい、間違いへの向き合い方
保護者の皆さまも、お子さんのミスに対して「なんでそんなミスするの?」「ちゃんと見直したの?」「この前も同じところ間違えてたでしょ!」と声をかけてしまった経験があるかもしれません。でも、そうした言葉が「自己否定」につながることもあります。大事なのは、責めるのではなく、問いかけることです。たとえば、「どのあたりで悩んだのかな?」「もう一度見てみると、どこに気づけそう?」「この問題、前よりもできるようになってるよね」といった声かけに変えるだけで、子どもは「ミス=学び」ととらえ直せるようになります。
◆ ミスを直せる力が一生モノになります!!
学校でも、社会に出ても、人生のあらゆる場面で間違いはつきものです。でも、それを怖れずに向き合える力。そして、そこから自分で学び直す力。これは、テストの点数以上に大切な「生きる力」です。私たちの教室では、ミスを恐れず、むしろ材料にして前に進む子どもたちを応援していきたいと考えています。そして、「間違えることは、学びのはじまりなんだ」と伝え続けたいと思っています。今日も、がんばった生徒の小さな一歩に拍手を送りたいと思います。
明倫館
塾長 永倉秀樹
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