「子どもに期待するときに気をつけたいこと」

こんばんは。

明倫館塾長の永倉です。

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先日、面談である保護者の方がこんなことをおっしゃいました。「うちの子に期待しすぎなんでしょうか……」「もっとできる子だと思っているんです。でも言えば言うほど、空回りしてる気がして…」このように、期待はとてもデリケートなものです。子どもにとって励ましにもなれば、プレッシャーにもなり得ます。今日は、そんな「期待」との上手な向き合い方について書いてみたいと思います。

◆ そもそも期待とは何なのか?

「期待」とは、「こうなってほしい」「こうあるべきだ」と未来に思い描くこと。子どもに対して私たち大人は、自然と何かしらの期待を抱きます。「もっと成績が上がるはず」「しっかり者になってほしい」「失敗しないでほしい」「がんばれる子でいてほしい」 こうした思いには、愛情や信頼が根底にあることが多いのです。でも、ここでひとつ忘れてはいけないことがあります。

◆ 期待には「方向」がある

期待には、大きく分けて2つのタイプがあります。

① 信じて待つ期待(内発的な期待)

・子どものペースを尊重しながら、見守る

・小さな成長に気づき、喜びを共有する

・自分で決めたことを応援する

② 結果を求める期待(外的な期待)

・テストで〇点取ってほしい

・○○高校に受かってほしい

・なぜあの子のようにできないのか?

このうち、②の期待は、子どもにとって「義務」や「プレッシャー」になりやすいのです。もちろん、②のような思いを持ってはいけないわけではありません。問題は、「それをどのように伝えるか」「どこに焦点を当てるか」なのです。

◆ 期待を「応援」に変える3つのヒント

では、どうすれば期待をプレッシャーではなく、応援に変えることができるのでしょうか?
以下の3つを意識するとよいと感じています。

① 「○○してほしい」ではなく「○○してくれて嬉しい」に変える

×「もっと早く取りかかってほしい」
○「今日はすぐに始めてくれて嬉しかった」

評価ではなく、感謝や喜びの形で伝えることで、プレッシャーがやわらぎます。

② 「結果」より「努力」「行動」にフォーカスする

×「今回は80点?もっといけたんじゃない?」
○「今回は見直しできたんだね。前よりも丁寧だったよ」

努力や工夫に注目することで、子どもは過程が評価されていると感じ、前向きになります。

③ 「見てるよ」「信じてるよ」を意識的に伝える

たとえば、

「ちゃんとがんばってるの、わかってるよ」

「きっと乗り越えられるって信じてる」

「もし失敗しても、ずっと応援してるよ」

こうした言葉は、子どもにとって最大の安心感になります。

◆ 期待は「信頼」であってほしい

親の期待は、子どもにとって重荷にも支えにもなります。「期待しているよ」と言葉にすることは、ときに勇気を与えます。でも、それが、条件付きの愛に聞こえてしまうと、子どもは「期待を裏切ってはいけない」と怯えるようになります。だからこそ、「信じて見守る」「必要なときに寄り添う」という姿勢が大切です。明倫館では、子どもたち一人ひとりに、信じてもらえているという実感を持ってもらえるように日々取り組んでいます。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

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