冬期講習前に押さえておきたい弱点の見える化

明倫館塾長ブログをご覧頂き誠にありがとうございます。明倫館塾長の永倉です。

冬期講習は、1年の中で最も「伸ばしやすい」期間です。

理由は、学年の学習内容が一通り出そろい、

復習に集中できるからです。

しかし、ただ講習を受けるだけでは成果は上がりません。

『今、自分はどこでつまずいているのか』

これを正確に把握しておくことが、

冬期講習の成果を最大化するカギです。

そこで今回は、

冬期講習前にぜひ考えてほしい弱点の見える化のポイントをまとめました。]

■1.つまずいているポイントを「科目」ではなく「単元」で見る

「数学が苦手」「英語が嫌い」
これだけでは対策がぼんやりしてしまいます。

大事なのは、もっと細かく考えることです。

・数学:方程式?関数?文章題?計算の基礎?

・英語:単語?文法?語順?読解?リスニング?

・国語:語句?要約?記述?文章の種類?

というように、単元レベルでの弱点把握を行うことです。

冬期講習は時間が限られてしまいます。
その中で最大の成果を出すには、弱点を点で対策する必要があります。

■2.「なぜできないのか」を一緒に言語化する

弱点を見つけたら次は、理由を言葉にすることことです。

例えば、

「関数が苦手」 → グラフの読み取りが曖昧

「英語の長文が苦手」 → 単語が足りず文が頭に入らない

「社会が覚えられない」 → キーワードの関連性が理解できていない

この「理由の特定」ができていないと、

量だけ増えて同じところで躓き続けます。

塾では、解き方の確認だけでなく、

どの部分で手が止まるのかを注視しています。

家庭でも、答え合わせではなく、

「どこで止まった?」と聞いてあげるだけで、

弱点の見える化が進みます。

■3.テスト・提出物・ノートを3点セットで振り返る

弱点を一番正確に映してくれるのはテストですが、
それだけでは情報が足りません。

冬期講習前にやってほしいのは、
テスト+提出物+ノートの3点振り返りです。

・テスト:得点・間違えた問題の傾向

・提出物:取り組みの継続度、丁寧さ

・ノート:理解の深さ、まとめ方、復習の跡

この3つを合わせて見ていくと、
理解不足なのか、勉強の仕方なのか、
または、継続の問題なのかがはっきり分かります。

■4.「優先順位」を考える

弱点が見えたら、冬期講習で何を優先するかを決める必要があります。

冬はすべてを完璧にする季節ではありません。
本当に必要な分野から順番に進める季節です。

優先順位の例

・数学の関数が最重要

・英語は文法(特に比較・関係代名詞)が優先

・国語は説明文の読み取り強化

・理科は計算問題を優先

方針を持つことで、学習効果は一気に高まります。

■5.弱点を認める勇気が「成績が伸びる」スタートライン

弱点を見つけることは、

決して悪いことではありません。
むしろ、成績が伸びる生徒ほど、
自分の弱さを素直に認めることができる子です。

冬期講習は、その弱点を伸びしろに変える

絶好のタイミングです。
冬の努力は未来で必ず実を結びます。

今年の冬が、過去最高の伸びにつながるように
今こそ弱点を見える化していきましょう。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

明倫館

塾長 永倉秀樹

TEL:054-204-3911(明倫館本部教室)

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