宿題・復習ルーティンをクオリティアップさせる方法
明倫館塾長ブログをご覧頂き誠にありがとうございます。
明倫館塾長の永倉です。

「宿題はやっているのに、成績が伸びない…」
そう感じている生徒の多くに共通しているのが、
宿題だけで終わっているということです。
本来、宿題は理解した内容を定着させるための入口にすぎません。
宿題(インプットの確認)+ 復習(弱点の補強) このセットで初めて、
学力は安定して伸びていきます。
今回は、宿題・復習ルーティンを「質の高い習慣」に育てるための
具体的な方法を紹介します。
■① その日の宿題を「やりっぱなし」にしない仕組みを作る
宿題を終えた瞬間、多くの生徒はペンを置いて終了します。
しかし、本当に大切なのはここからの5分です。
宿題を終えた直後に、次の3つを必ずチェックする習慣をつけましょう。
・間違えた箇所に×をつけて終わりにしない
・何が原因で間違えたのかを一言でメモする
(計算ミス/覚え不足/問題文の読み違い)
・次に同じミスをしないための方法を書き添える
たったこれだけで、復習の質が大きく変わります。
■② 復習は翌日が最も良い
成績の良い生徒ほど、復習のタイミングを理解しています。
最も記憶に残りやすいのは、宿題をやった翌日です。
・英語 → 習った単語・熟語を翌日にもう一度書く
・数学 → 宿題で躓いた問題だけを翌日もう一度解く
・国語 → 説明文の設問で迷った箇所を読み返す
1日後に触れるだけで定着率は大きく変わります。
■③ ルーティン化は「10分だけ」から始める
復習を習慣にするうえで大事なのは、ハードルを下げることです。
「30分復習しよう!」はほぼ続きません。
おすすめは、
『宿題が終わったら10分だけ復習』です。
この『わずか10分』が大事です。
10分なら人は抵抗なく始められますし、
気がつけば20分、30分と続くことも珍しくありません。
本当に大切なのは、毎日机に向かう習慣の起点をつくることです。
やる気に頼るのではなく、
取り組みやすい仕組みをつくることで、
学習は自然と継続します。
■④ サポートは「管理」ではなく「観察」
保護者の役割は、手取り足取り教えることではありません。
むしろ、子どもが自分で回す仕組みをそっと見守ることです。
・結果ではなく「過程」を褒める
・復習ができた日は少し大きめに承認する
・やれていない日は叱るのではなく、原因を一緒に探す
この観察とサポートが、子どもの自走力を育てます。
■宿題と復習は「セット」で初めて価値になる
宿題をこなすだけでは、穴は埋まりません。
その日やった内容を翌日に軽く振り返る。
これを日々繰り返すだけで、学力の土台は驚くほど安定します。
力が伸びる生徒の共通点は、
「自分で回すルーティン」を持っているということです。
今日からほんの少しだけ、
宿題と復習のつなぎ方を変えてみてください。
その小さな一歩が、大きな成果につながります。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
明倫館
塾長 永倉秀樹
TEL:054-204-3911(明倫館本部教室)
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