スマホ・SNS時代に学びを止めないための5つの工夫

明倫館塾長ブログをご覧頂き誠にありがとうございます。

明倫館塾長の永倉です。

いまの中学生にとって、スマホやSNSは生活の中心と言ってもいいほど身近なものです。便利である一方、気づいたら1時間もスクロールしていた…ということも珍しくありません。「やらなきゃいけないのに、つい触ってしまう」「SNSの通知が気になって集中できない」そう悩んでいる生徒は、決して少なくありません。しかし大切なのは、スマホを敵にすることではなく、 学びを止めない環境を整えること です。今回は、今日からすぐに実践できる 5つの工夫 をご紹介します。

■工夫①:勉強の前に「スマホを固定する場所」を決める

机の上にスマホがあるだけで集中は途切れます。まずは、置く場所を固定する ことが最初の一歩です。玄関の棚、リビングの決まったボックス、親のスマホ充電コーナーなどです。「目に入らない」だけで、集中力は驚くほど上がります。

■工夫②:SNSの通知を勉強時間だけオフにする

通知は学習の最大の敵です。ただし、完全にオフにするのは現実的ではありません。

おすすめは、勉強時間だけ通知を切る時間限定モードを使うこと。標準機能で簡単に設定できます。

■工夫③:10分のタイマー学習を導入する

「スマホを触りたい衝動」は、長時間の集中が苦手な生徒ほど強くなります。そこで有効なのが、10分だけやる短時間集中法です。10分集中 → 2分休憩 → 次の10分を繰り返します。このサイクルでも、30〜40分の勉強内容は十分に確保できます。やる気が出てから始めるのではなく、短く始めることでやる気が後からついてくるのです。

■工夫④:スマホを「学びの道具」として活用する

スマホは誘惑の塊ですが、正しく使えば強力な学習ツールにもなります。辞書アプリ、英単語アプリ、動画での解説、提出物管理アプリ、オンライン質問サービスなどなど…。「SNS=悪い」と一括りにせず、学びに使うスマホと遊びのスマホを明確に分けるだけで、使い方の質が変わります。

■工夫⑤:親と子が使用ルールを一緒に決める

ルールは押し付けるのではなく、一緒に作ることがポイントです。夜は何時まで使うか?勉強中はどこに置くか?休憩時の使用は何分までか?などです。このように、子ども自身が関わって決めたルールは守られやすくなります。親子で話し合うことで、守る理由が本人の中に育つのです。

■スマホ時代の学びは工夫が鍵

スマホは便利で楽しいツールですが、使い方を間違えると学習の大敵になります。しかし、上手に距離を取ればむしろ味方にもできます。バランスが重要なのです。大切なのは、「スマホをやめさせる」のではなく、「学びを止めさせない仕組みを作る」こと。誘惑の多い時代でも、工夫次第で集中力は取り戻せます。ぜひ今日から、少しずつ取り組んでみてください。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

明倫館

塾長 永倉秀樹

TEL:054-204-3911(明倫館本部教室)

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